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アザレアは育てやすい鉢花ですが時には害虫も病気も発生します。
発生してから対策を行うより発生しにくい環境を整えるのが何よりです。
病気も害虫も日当たりや通風の悪いところで発生しやすくなります。
ですから、鉢の置き場所には注意が必要です。
病気や害虫が発生したら、早い時期に防除することで薬剤も少くてすみますし、手数もかかりません。
日頃から良く観察して早期発見、早期防除を心がけることが大切です。
● ベニモンアオリンガ
5月から9月のかけて発生するベニモンアオリンガの幼虫が新芽を食害します。
写真のような状況のなったらベニモンアオリンガの被害です。
初夏には新芽が食害されますが、7月以降は花芽が食べられます。ですからこの春になっても花は咲かなくなります。花の咲かない原因はほとんどがこの虫が原因です。
ですから、5月から9月には2~3週間に1度「オルトラン液剤」を散布します。
● ツツジグンバイムシ
相撲の軍配の形をした翅を持つ成虫とその幼虫が葉の裏から汁液を吸収するため写真の様に葉が白っぽく汚れます。
葉裏には虫の排泄物が付着し黒くタールのようになります。
4月から9月半ばまで数回発生することもあります。
スミチオンと云う殺虫剤で簡単に駆除出来ます。
または、オルトラン粒剤を鉢の上からパラパラと撒いても駆除できます。
● ツツジコナジラミ
アザレアの傍には1年中居ると思って良いでしょう。
白い翅の小さな虫です。
すす病と云う病気を発生し、鉢が見苦しくなります。
通常は、ツツジグンバイムシと同時に駆除出来ます。
薬剤はスミチオンを散布します。
その他の害虫
上記の他にハマキムシ類やカイガラムシが発生することがありますが、スミチオン、オルトラン等の
殺虫剤は共通ですので特に気を使うことはないでしょう。
アザレアの病害
● 褐斑病
葉脈で区切られた褐色の斑点が出来て美観を損ね落葉します。
発生したら、9月から10月にスミトップM粉剤を散布し防除します。
● 灰色カビ病
灰色カビ病が発生して花びらに斑点がでる事があります。水やりの時は花に水をかけないように注意します。病気にかかってしまったら、トップジンM水和剤などを散布します。
アザレアの害虫
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紫外線による葉焼けを病害と勘違いされる方が多いですね。
1度焼けた葉は元へは戻りません。
葉焼けさせない管理が大切ですが焼けた葉はこまめに取り除きましょう。
新しい葉が出てきます。
何より、葉焼けさせない管理が大切です。
春先も意外に紫外線が強く油断すると葉が焼けます。
明るい光線は必要ですが、日差しの強い時間帯には鉢を半日蔭に移動するとよいでしょう。
多量の鉢がある場合は、半日は遮光ネットをかける必要があります。